浦賀和宏「萩原重化学工業連続殺人事件」読了

純菜シリーズが終わって、新しいシリーズ(？)です。と言っても、安藤シリーズとつながっているようなのですが……全然わかりませんでした。萩原良二が安藤シリーズにどう出てきたのか、全く覚えてなかったので。

頭部切断連続殺人事件というグロな事件のわりに、最後は純愛で終わる辺りがなんか浦賀だなーという感じです。前に比べるとやっぱ後味の悪さが薄くなった木がしますね。丸くなったのかな。

古野まほろ「天帝のつかわせる御矢」読了

まほろシリーズ第二作です。前作よりは読みやすかったかなあ。慣れただけ？

豪華寝台列車で密室殺人っていう舞台設定はミステリ好きには魅力的だけど、心が読めるっていうのは犯則だよなあ……

でもって主人公が女にだらしなさすぎてイラッとする。彼女がいるくせにほかに女の子にふらふらっと来たり…だめだなあ、ああいう男。

藤木稟「バチカン奇跡調査官」読了

奇跡認定のための調査を行うバチカンの調査官のお話。第二弾です。前作が好きだったので、シリーズものになってよかった。

今回はアフリカが舞台。ロベルトの辛い過去が明らかになったり、巨大な組織の陰謀らしきものがあったりと、読みごたえばっちりです。ロベルトと平賀のコンビネーションも相変わらずいい感じ。朱雀十五シリーズ寄りもこっちの方が好きかなー。