西澤保彦「マリオネット・エンジン」読了

SFというかホラーというか？な短編集。ホラーというほど怖くはないなあという感じですが。強いて言えば、白砂糖の取りすぎがいかに体に悪いかを主張してた話は別の意味で怖いかな。

表題作「マリオネット・エンジン」はいまいち。凝ったSF設定がすぐには飲み込めなかったので、最初話についていけなかったというのが難点でした。

石持浅海「賢者の贈り物」

賢者の贈り物、と言えばO・ヘンリーのあれです。 世界の名作や童話をモチーフにした、ちょっとした事件の短編集。実に石持らしくロジカルな作品ばかりで、でも娯楽性もあって面白かったです。個人的には玉手箱の話書きになります。あれはあれで完結してるんだけど、後日談があったら読みたいなーという感じ。

 

二階堂黎人「鬼蟻村マジック」読了

久々に読みました、サトルシリーズ 。
 

今回は地方の旧家の財産争いとか鬼の伝説とか、横溝ちっくだったなー。蘭子シリーズの方は乱歩っぽいんだけど。
 

でも、旧家でどろどろの割に、事件はそんなにおどろおどろしくないのでちょっと物足りない感じ。